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長尾歯科医院の予防について


予防歯科の目的は「お口の健康を生涯維持し、美しい歯を育てる」ことです。yobo1.jpg
小さなお子様であれば、虫歯が1本もないお口の環境をつくることが可能ですし、成人の場合、治療した部分の再発予防、新たな虫歯、歯周病の進行、口臭、歯の汚れを防ぐことができます。残念ながら、毎日きちんと歯磨きをしているつもりでも、セルフケアでは、虫歯の原因となるバイオフィルムやお茶・コーヒー・タバコなどの汚れを完全には落とすことはできません。正しいセルフケアに加え、定期的なプロのケアがあなたの将来の口腔環境を守り、自然で美しい歯を育てるのです。

日本人が持つ歯科医院のイメージは、「歯が痛くなったら行くところ」ですが、欧米の予防歯科先進国では「虫歯や歯周病にならないため、健康で美しい歯のお手入れに利用するところ、」という考えです。歯は一度失うと二度と生えてくることはありません。

ずっと健康な自分の歯で美味しくごはんを食べたい方は、今から予防歯科を始めましょう。

定期検診とケア

いつまでも健康なお口を保つために


● 虫歯や歯周病は再発が多い病気です。
お口の環境は、年齢や生活環境・時間とともに変化していきます。
また、その変化に気付きにくいところでもあります。その変化に気付きにくいところでもあります。
その変化に伴い、虫歯ができたり、歯肉が腫れたり、歯がすり減ってしみができたり・・・
様々な症状が出る事があります。

● 歯磨きだけでは落ちない汚れがあります。
毎日のブラッシングはお口の環境にとって非常に重要です。ただ、ブラッシングだけでは取りきれない歯石やステイン(着色)等もあります。


●健康なお口は予防から始まります。
糖尿病や高血圧など身体の生活習慣病と同じように、虫歯や歯周病は日頃のケアとともに治療の延長としての定期的評価を行い再発する異常や疾患を早期発見・治療することは、結果として健康なお口を保ちます。


メンテナンス
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1、お口全体のチェック
・レントゲン撮影
(歯の隙間などレントゲンでしか発見できない虫歯などがあります。6ヶ月に一度程度、定期的に撮影される事をおすすめします。)

・歯周病のチェック
・入れ歯のチェック

2、お手入れの確認
・ブラッシング状態の確認

3、クリーニング
・歯垢、歯石、ステイン(着色)等の除去
・(必要がある方は)歯肉の中の歯石は専門的な歯石除去が必要になります。
・歯の表面を磨いてツルツルの状態にし、虫歯や歯周病にかかりにくくします。(PMTC)

4、歯科医師による説明・歯科相談
・虫歯、歯並び等お気軽にご相談下さい。

歯周病治療とは

「リンゴをかじって歯ぐきから血は出ませんか?」 このテレビのCM、覚えていらっしゃいますか? 歯肉から出血したり、口臭を感じたり、口の中がネバネバする。固いものがかめなくなった。ご自分で「歯周病?」「歯槽膿漏?」と自覚される症状は様々です。けれど、その原因はたった2つしかないのです。
「細菌感染」と「かみ合わせのバランスの不調和」です。



◆ 歯周病とは
そもそも歯周病とは歯槽膿漏とも呼ばれており、歯肉に炎症が引き起こされ、放置しておくと膿が出たり、口臭がひどくなり、歯を支える歯槽骨を破壊し、最後には歯が抜け落ちてしまう病気です。歯周病の怖いところは、虫歯と違って初期段階では痛みを感じる事が少ない(自覚症状がない)と言う事です。

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健康な状態 歯周病にかかった状態


それでは、誰でも加齢とともに「歯槽膿漏」になり、歯が抜けて入れ歯になるのでしょうか?
いえいえ、歯周病の原因には、大きく分けて2つあります。

●歯周病菌による感染症
●かみ合せのバランスが崩れて、無理な力の負担が根を支えている骨に集中する事によるもの。

ほとんどの場合は、両方の問題による事が多く、習慣やストレス、唾液分泌量の低下(ドライマウス)も加味されます。
歯周治療を希望して来院される患者様の多くの場合は、歯周病の何らかの症状がすでに現れており、かなり病状が進行しているケースが多く、治療に要する期間も長くなります。治療は早く終わるにこした事はありませんが、歯周病治療だけは、じっくりと腰を据えて治療を受ける心構えを持つ事が最も重要です。また、歯周病は本人に自覚がないままに進行するという病気でもある為に、当院では歯周病が進行していると思われる患者さんには十分に歯周病に関する説明を行ない、治療の必要性をお話しするよう心がけております。

◆ 歯周病の治療ステップ
歯周病の治療には、患者様それぞれにあった計画的な治療が必要となりますが、一般的に歯周治療は以下のようなステップで行なわれます。
1. プラークコントロール
2. バイオフィルムの除去
3. プラークコントロールの確認
4. リスクファクターの改善
5. 再検査
6. より良いお口の環境を得るための治療


◆ 歯周組織および咬合の崩壊
それでは歯周組織と咬合の両方にダメージを受けた場合、どうしたらいいのでしょうか?
患者様お一人お一人で、治療方針、治療方法が異なれば、目指すゴールも違います。
例えば、抜歯した場合、Br(ブリッジ)・義歯(入れ歯)・インプラント(人工歯根)等、様々な治療方法があります。しかし、すべての患者様に共通することは、歯周組織を健康な状態に戻し、上下・左右・前後バランスの整った咬み合わせにする。
この様な治療方法を、オーラルリハビリテーション(全顎治療)と言います。

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